かかりつけ薬局という安心

来月から健康保険証はマイナンバーカードと完全に紐づけられるらしい。
最近クリニックへ行くと、受付には健康保険証を紐づけたマイナンバーカードの読み取り機が置かれている。
スマートフォンを操作して認証する。
暗証番号や顔認証の手間が省けるが、スマホのサイドボタンの二度押しが面倒と感じている。
それよりも今回、考えさせられたことがある。
マイナンバーには受診歴や薬の情報が記録されているはずだが、それが本当に現場で生かされているのだろうか、ということである。
昨年は皮膚科で数か月にわたり検査を受け、アレルギーではないという診断を受けた。
ところが今回、風邪薬の副作用でひどい結膜炎になった。
薬局へ行くと、薬剤師さんが処方箋を確認し、
「この薬は以前、副作用が出ています。」
そう言ってクリニックへ連絡を取ってくださった。
結果として、その薬は処方から外された。
そして今回、処方された別の薬で結膜炎が出た。
また一つ、私に使える薬が少なくなった。
思い返せば、私の場合、薬について一番注意してくださるのは、いつも薬局である。
クリニックでは見落とされても、薬剤師さんが最後の砦になってくださる。
そう考えると、私にとって一番安心できるのは「かかりつけ医」だけではなく、「かかりつけ薬局」の存在なのかもしれない。
デジタル化はこれからますます進んでいくだろう。
けれど、どれほど便利な仕組みができても、最後に患者を守るのは、人の目であり、人の経験なのだと、今回あらためて感じた。
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