50年前の星空

午前10時前、湖西道路を走って志賀町へ向かった。
ところが道路は思いがけない渋滞。20分ほどの距離に、40分はかかっただろう。
夏休みや旅行の時期には、湖西道路さえこれほど混むのかと驚いた。高速道路の渋滞はさぞかしと思いやられる。
けれど、後になれば、この渋滞も旅行の思い出のひとつに変わるのかもしれない。
私は、1976年(昭和51年)8月14日の親不知の国道8号通行止めで、信州から富山への帰り道に迂回路の安房峠が大渋滞して、車の中で一夜を過ごしたことがある。
家人と交代でハンドルを握りながら、満天の星空を見た。
しんどかったはずなのに、今思い出すのは、その夜の星空の美しさである。
今でも安房峠という地名を見かけると、あの夜を懐かしく思い出す。
もっとも、今では安房峠も安房トンネルで越えられ、国道8号線も北陸自動車道ができて、快適に走れるようになっている。
帰り道は、比較的空いている一般道を走った。
湖西の山並みが、夏空をバックに美しく輝いている。
途中で寄り道をしてパスタのランチを楽しみ、バゲットも買った。
大渋滞の高速道路を走っている人たちにも、どうか安全運転で、夏休みの思い出をたくさん作ってほしい。
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