明日は朝寝をする

一年に2回、日本には長い休暇があって、大勢の人が移動する。
それが盆と正月。
既に現役生活とは無縁になっているけれど、休日の前の日の気分は常とは違う。
昨年同居していた姪が、時計を見ると我が家が何をしている時間か想像できると言われる程判で押したような生活を繰り返している。
それは休日であろうとあまり変わらない。
けれど気持ちの上では大きな違いがある。
朝寝坊をしてもいいのだ。
深夜まで録画したビデオを見ても構わないのだ。
休日の前夜は、時間の拘束なしに好きなことが出来る。
さて、昼まで寝てやるぞ。
と、思っても悲しいかな、いつもの時間に目が覚める。
目が覚めると、グズグズするのは勿体ないと起き上がり、日常が始まる。
それでもいいのだ。
明日は好きな時間に起きればいいと思える事が好きなのだから。
「サンデー毎日」と言われる年齢になっても、長年に染み込んだ習性は、そう簡単に変えられるものではない。
それでも、
「明日は朝寝をする」
と、おまじないのように唱えて、心と体のタガを少しずつ外していく。
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