医者と患者

連休を利用して湯布院を旅行されるB先生ご夫妻と久しぶりにあった。B氏は歯科医で私の母が患者であった関係が初めての出会いです。母の義歯は、食事が普通に出来ない状態にあった。
特に牛肉が好物であるから難度は高い。B先生を紹介され岡山までの片道200kmを新幹線や車で通院した。私は診療室に、義歯では一番苦手の焼きのりやかまぼこを持ち込み治療が終わるとその場でテストをした。こんな患者は珍しいし先生はさぞ呆れたと思います。
それでも10年以上お付き合いが続いている。母も私もB先生も治療に格闘技のように取り組んだ。そして信頼関係を築いた。
医者と患者はどこかに深くて暗い遠慮の河がある。遠慮をするより信頼することの方が良い治療につながる事は確かである。

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