30年前の私に会ったような日

趣味のつながりというものは、楽しいものである。
今年は沢山の方に、小さな庭へお越し頂いた。
予約された方では、今日が最終日。
庭はいよいよ、秋の庭へと大きく舵を切る予定である。
そんな中、若い友人から、「お庭を見せて欲しい」と声を掛けられた。
聞けば、ご本人ではなく、お友達が最近庭に夢中になり始め、
ぜひ見せてあげたいのだという。
それが今日だった。
初対面である。
けれど、「庭が好き」というだけで、流れる気の波動がぴたりと合った。
まるで十年来の友達のようだった。
しかし彼女たちは、まだ五十代。
これから庭を作り込んでいく世代である。

待ってました――である。
ちょうど、私が庭にはまり始めた頃の年齢だった。
これから私の年齢になるまで、まだまだ長い時間がある。
話をしているうちに、何故こんなに気が合うのか分かった。
私のBlogを、ずっと読み込んで来て下さっていたのである。
文字を読むのも、書くのも大好きだという。
それは、私にとてもよく似ていた。
これから四季の庭を見せて下さい――
そう言われると、庭をおろそかには出来なくなる。
庭を介して、三十年の年齢差を越え、
「あれが好き、これが好き」
と、雑貨の話にまで会話は広がっていった。
まるで、三十年前の私に出会ったような日だった。
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