旅に出たなら何食べるー那須

那須の旅は美味しいもの尽くしになった。
中でも初日に伺った「Ours Dining」は印象に残った。

食事の中身は思い出せないほど遠くの記憶になったけれど、びっくりしたことは覚えている。
飲み物のグラスに、ライ麦製のストローが添えられ、初っ端がそんなだったからテンションが上がる。
シェフのご主人とフードコーディネーターの奥様が営む小さなレストランは、感動した花畑にほど近く、ずーっと楽しい時間が続いた。

右下は小さなお豆さんを乗せたお寿司、このすし酢が堪らなく美味しかった。
シェフは「普通のお酢ですよ」と言うけれど「違う」という私に「すし酢に昆布や椎茸を漬けています」と教えてくれた。
帰りに「残りましたので」と鮨飯に胡麻をまぶして小さいお握りにして下さった。
旅先ではこれが大きな思い出に残る。

「もう、お腹が一杯、入らない」と言いながら、次々に供される美しいお皿に目を奪われて気持ちと裏腹にお腹に納まった。
そして、外が真っ暗になるまで食事を楽しんだ。

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