幸せな食卓

私が料理下手になるのには訳がある。
料理だけではなく、針仕事は自慢じゃないが何も出来ない。
家族はいつの間にか銘々の裁縫箱を持ち、ぼたんが取れたくらいでは私に言うこともない。
私のぼたんが取れたときは娘に頼んでいる。
料理や裁縫が出来ないのは環境が恵まれ過ぎているとしか言いようがない。

これはある日の頂き物
氷魚と白豆 丸大根とシジミの醤油煮 海老豆 ゆず大根の漬物
これらは琵琶湖の恵みなのだ。
琵琶湖の周りではお土産として煮物や佃煮が沢山作られている。
私は豊後水道の海育ちなので子供の頃にこのような物を知らずに育っているので買って食べるという習慣がなかった。
ほっとすてーしょんのほっとママが煮物上手なので時々琵琶湖の恵みを頂いて、しみじみおいしく味わっている。
個人が作ってくれたものは保存を意識していない所為かあっさりとして美味しい。
けれど、それを私が作れるとは夢にも思っていない。
ただただ、どなたかのお恵みを待つだけ。
比良より少し北に行くと高島市がある。
そこの港に新鮮な魚が上がる。
Yさんがそれを買ってきて、上の写真の煮物を作ってくれた。
豆の味、氷魚の味。海老の味、シジミの味がしみこんだ大根
どれも素材の味がそのままにあり、炊き立てのご飯があると他の物はいらない。
割烹料理もたまにはいいし、イタリアンもフレンチも美味しい物だ。
P1120754.JPG
けれど、最後の晩餐は?聞かれたら毎日食べている普通の食事がいいと思う。
それが、滋味 幸せな食卓といえるのではないだろうか。

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