庭友達の復活

家人の代わりに庭の水やりをして一週間。
毎日、水やりに追われているうちに、ふと気が付いた。
庭の花が入れ替わっていたのである。
大好きなスモークツリーは色褪せ、
「ああ、もう終わりか」
と思って見回すと、そのすぐ横でクガイソウが長い首を持ち上げていた。

アスチルベやバイカウツギも終わったと思えば、足元では白いアガパンサスが揺れている。

季節を知り、時を違えず咲いていく花たち。
改めて庭の楽しさを教えられた気がした。
庭は、また家人の遊び場になった。
今までは任せっぱなしだったけれど、この一週間で私の中にも庭への愛情がじわじわと湧いてきた。
そういえば、二十年前は私も夢中になって庭仕事をしていた。
少し早起きをして、庭の見守りを続けてみたくなった。
振り返れば、この一週間は怒涛の日々だった。
家人も私も、いつもの時間軸から少し外れて、違う時間を生きていたような気がする。
けれど、そのおかげで見えたものもあった。
もしお互いに何かを感じ取っていたのなら、
これから先は、
庭友達の復活になるのかもしれない。
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