退院は見えてきたけれど

入院すると食欲がなくなると聞いていたが、家人も少し食が細くなったようだ。
今日は、「もうご飯を持って来なくていいよ」と言う。
日曜日に持って行った食事が、月曜日のお昼になっても食べ切れなかったらしい。
家にいる時なら、まず聞かない言葉である。
病院の食事も、運んで来て下さる方に申し訳ないと思うのか、手を付けずに返すことはしないらしい。
今日、食事に関するアンケートがあったそうだ。
「まずいって書いたんでしょう?」と聞いたら、
「全部、普通に〇をした」と言う。
こういう思いやりは必要なのだろうかと、少し笑ってしまった。
「もう少し彩を考えると美味しく見えるでしょうとは書いたけど」までが精一杯か。
今朝は四時過ぎに目が覚めて、サッカーのベルギー戦を観たそうだ。
けれど、そういうイレギュラーな行動は体内時計を狂わせる。
私が病院へ行った時には、本を持ったまま眠っていた。
退院は十八日の木曜日。
経過は順調である。
ただ、一週間の入院生活で乱れた生活リズムを元に戻すには、もう少し時間がかかりそうだ。
本人は、「以前と全く変わらない」
と言うけれど、外へ出たら案外びっくりするのではないだろうか。
そういえば「今日は何月何日?」と聞いてみた。
すると、すらすらと答えが返って来た。
私の方が驚いて、「何故分かるの?」と聞いたら、
毎日飲んだ薬をノートに記録しているからだと言う。
それを聞いて、ひとまず安心した。
このブログを書いていると、大きないびきが聞こえて来た。
きなこだ。
家人が帰って来たら、きっときなこも安堵するだろう。

退院まで、あと少しである。
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