山を越えたようだ

どうやら家人の帯状疱疹は山を越えたようだ。
今日病室へ行くと、「気分がすっきりしている」
と、久しぶりに朗らかな顔を見せてくれた。
本も読まず、テレビを見る気にもなれなかった数日前とは別人のようである。
持って行った文庫本を一日で読んでしまったそうだ。
それが何より良くなった証拠である。
シャワーにも入る気持ちになったし、
「もう何でも出来そうな気分や」
と笑っていた。
昨日までとはまるで違う。
抗ウイルス剤の効果が現れ始めたのだろう。
効果が出るまでには二、三日かかると説明を受けていたが、まさにその通りだった。
ご近所さんが、家人の好物の小さなジャガイモの「丸ごと煮っころがし」を届けてくださった。

煮っころがしを作って持って来てくださる。
そんな普段着のお付き合いが何とも有難い。
沢山の方からお見舞いのメールも頂いた。
見守って下さる人がいることの心強さを改めて感じている。
今夜も差し入れのご馳走で、家人の栄養状態は良さそうである。

来週になれば、あの慌ただしい月曜日からちょうど一週間になる。
思いがけないことが次々に起こった一週間だった。
けれど今日の笑顔を見ていると、
どうやら山は越えたようだ。
退院まであと三日。
このまま順調に良くなってくれますように。
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