思いがけない木曜日

思いがけない週明けだったと書いたばかりなのに、その続きが待っていた。
今朝になって家人が、
「瞼の上に疱疹が出来ている」
と言い出した。
見ると、まぎれもない帯状疱疹である。
発疹は瞼から頭部へと広がっていた。
先週から続いていた頭痛の原因は、どうやらこれだったらしい。
昨日は、「頭の痛み方が変わった」
と言っていた。
むち打ちはしつこいものだからと半ば諦め顔で、痛み止めを飲みながら過ごしていた。
しかし発疹が出るまでは、帯状疱疹など思いもしなかった。
朝一番に皮膚科へ向かった。
診察が始まると同時に受診し、その場で京都の病院への紹介状を書いていただいた。
目の周囲まで症状が及んでいるため、すぐに抗ウイルス薬の点滴が必要とのことだった。
病院の対応は実に早かった。
到着するとすぐに点滴が始まり、一週間の入院が決まった。
八時間ごとに一日三回、点滴を続けるらしい。
眼科の診察もすぐに受けることができた。
幸いなことに異常は認められなかった。
それだけでも胸をなで下ろした。
皮膚科では、
「ウイルスの勢いが止まった後も、傷ついた神経が回復するまでには時間がかかります。痛みが強い時は我慢せず、痛み止めを調整してもらって下さい」と説明を受けた。
神経の回復は遅れてやって来る。
初めて聞く話だったが、妙に納得した。
振り返れば、脳神経外科での診断も無理はなかったと思う。
家人は、
「そんなに強く打った覚えはない」と言っていたし、
「頭にブラシを入れるとピリピリする」とも話していた。
けれど、その時点では発疹もなく、「頭を打った」という出来事もあった。
むち打ちと考えるのが自然だったのだろう。
結果として、脳神経外科も皮膚科も迅速に対応して下さった。
おかげで今は深刻な状態とは思っていない。
ただ、症状が出揃う前の病気というのは実に分かりにくい。
医療が細分化された今、最初にどの科を受診するのか。
そのファーストアタックは、ますます難しくなったように思う。
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