• 2012.1.13
• 日常生活
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プロのお掃除

家人は器用な人で大抵のことはやってくれる。
その家人が「これだけはプロに頼んでよ」という掃除がある。
それが、換気扇掃除だ。
年末にポストにチラシが入っていた「おそうじ本舗」が価格的にはお安い。
競合他社の半額程度か。
他社が高いのかお掃除本舗は手抜きなのか。
確かめようもないので電話で問い合わせをしながら考えた。
高い方の対応は「使う洗剤が違います」というご回答
使う洗剤が違うと、仕上がりが違うのか？
換気扇が洗剤まけをするとも思わないので仕上がりが同じであれば安いに越したことはない。
お掃除本舗に電話をすると、チラシに顔写真を載せている阿部さんが出られた。
率直に金額が他社より安いんだけれど、綺麗になるまで掃除をしてくれるのかと確かめた。
それと金額にoo～と最低料金が書かれているけれど、場合に寄ってはどのくらいまでの高額になるのかお尋ねした。
換気扇の大きさ、汚れ具合によるというご返事だった。
家はフィルターが3枚だと伝えるとかなり大型の換気扇になるようだった。
一呼吸の後、阿部さんは「最低料金でさせて頂きます」と返事をくれた。
それで、あっさりとお掃除本舗に決まった。
そして今日がその掃除の日
とても真面目な感じの阿部さんは助手を務める方と時間通りにやって来た。
家人も興味津々で眺めている。
外は寒いというけれど、朝のうちは暖かく私は2Fのガラス磨きに専念した。
家人は換気扇の分解を見たいらしく、付きっ切りのようだった。
大きなフードをはずし、フィルターをはずしても未だカバーがあり、換気扇を取り出そうとするとグリスがこびりついて本体から外すだけで、大仕事になった。
阿部さんはこの辺で後悔しただろうと思うけれど、顔には出さず汗びっしょりで格闘してくれた。
家人が「これはアンタの交渉に軍配が上がるなあー」といった。

凡そ2時間くらいと予定されていた時間は3時間以上かかっている。
今まで経験した中で一番難しい仕組みの換気扇だったから、これが出来ればどんな換気扇が来ても怖くないと阿部さんは語る。
この写真は一番苦労をした部品
一つ一つの溝からグリスを根気良くこすり落としているところ。
これが綺麗になると、阿部さんも達成感があるのだという。

最後まで笑顔を絶やさず、最低料金で仕事はきっちり仕上げて下さいました。
浴室や洗濯機、トイレも分解してお掃除して下さるそうだ。
家中丸ごとでもそんなにお高くはない。
ただし、阿部さんがやって下さればと言う事だけど。
安心して任せられる人に出会ってホッとした。
お掃除本舗にするのか他社にするのか色々と迷うご意見がnet上にあるけれど、要は仕事をするのは人がするということだ。
すべてが終わると阿部さんは換気扇の軽やかな音を聞かせてくれた。