頭のお皿が潤う日

梅雨らしい雨が、一日中降る日曜日。
出かける用事のない日曜日の雨は、
「待ってました」
である。
雨が降ると、乾ききった頭のお皿が少し潤うのか、
晴天の日とは違う用事へと気持ちが切り替わる。
旬の味を楽しみたくて、あれこれとポチッと買い物をしていたものが届いた。

淡路島の玉ねぎ。
赤も黄色も、艶々として美味しそうだ。
赤玉ねぎは、年間を通して甘酢に漬けている。
サラダのトッピングにもなるし、
毎朝少しずつ必ず食べている。
目指せ、血液サラサラである。
初めてメルカリで買った北海道のアスパラも届いた。

これが見事なアスパラで、
予想外にお得な買い物だった。
しかし量は1.5キロ。
保存するには冷凍するしかない。
雨で庭仕事が出来ない家人に、
手持無沙汰解消も兼ねて、アスパラの袴取りを頼んだ。
さすが丁寧な仕事をする。
けれど、あれは確実に二時間仕事だったのではないだろうか。

ついでと言うには大仕事だが、
山椒の実の軸外しまでしてくれた。
台所仕事というものは、
思った以上に手間がかかる。
そのことを少しでも理解してもらえれば一石二鳥――
などと生意気なことは言わない。
黙々と手を動かしてくれることに、感謝、感謝である。
前日には、京都・出町柳桝形商店街まで出掛けて大分産の椎茸を大袋で買って来た。
暑くなると、毎日のように食べたくなる素麺。
その具に、椎茸の甘煮は欠かせない。
大量に炊いて冷凍した。
朝食用の大豆の煮物も炊いた。
ピクルス用の野菜も刻んだ。
これで数日は楽が出来そうである。

毎日、切れることなく暮らしは続いていく。
少し先回りしておくのが暮らしのコツなのだろうけれど、
なかなか上手くはいかない。
いつも結局は、やっつけ仕事になる。
けれど今日は、
頭のお皿が潤ったおかげで、よく働けた。
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