旅はれっきとした趣味

暮しの手帖社から、新しい雑誌が届いた。
「あの人の旅案内」。
ご案内のメールをいただいて、すぐに購入した本である。
最近の書籍はめっぽう高い。
新刊で買うことはほとんどないのに、「旅」と言われると5分以内には買っている。
趣味を聞かれると、
「さぁー、何かなー? まぁ、読書かも」
と答えていた。
私の生活から旅をのぞくことはできないのに、旅を趣味だとは思っていなかったのだ。
今でも「趣味かなぁ」という感覚はある。
私には旅とは呼べない程日常の延長にある。
けれど、好きなことをするのを趣味というのなら、旅はれっきとした趣味の一番である。
私の旅は、すべて手作り。
自分でコースを作るところから始まる。
地方へ行って一番気になるのは、名所旧跡だったのは20代まで。
今はスーパーである。
海外でも、スーパーは外さなかった。
「あの人の旅案内」にも、「スーパーはいつだって目的地」というページがあった。
土地の食文化を垣間見る場所と書かれている。

まさに、その土地の普段を知るには、スーパーほど楽しいところはない。
最近は石川県のスーパーのポイントカードまで持っている。
月に一度の行きつけができたのだ。
重松久恵さんは、
「体験のために旅に出る。見て食べて感動し、家で現地ごはんを再現するまでが旅」
と書いている。

旅は、特別なことでなくてもいいはずだ。
日常の延長である。
県を越えて買い出しに行く。
普段と違うスーパーに行くだけでも、日常が少し刺激的になる。
我が家にとって旅は、体と頭の活性化とレジャーを兼ねている。
この雑誌の中には、旅の楽しみ方のヒントがたくさんある。
それが、「あの人の旅案内」の視点なのだろう。
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