『気のせい』が一番危ない

病気は、小さな異変から始まることがある。
その異変を「気のせい」と思ってしまうか、それとも「一度診てもらおう」と考えるか。
その判断が、その後を大きく左右することもある。
昨日、友人から電話があった。
先日、膝の手術を終えて退院したばかりなのに、「また入院していた」と聞いて驚いた。
話を聞くと、土曜日の夜、テレビを見ている最中に突然片目が暗くなり、見えなくなったという。
本人はすぐにパソコンを立ち上げて、緊急性が高い症状だと知った。
手術を受けた病院へ連絡したものの、夜間は対応できず、救急車を呼ぶよう勧められたそうだ。
意識ははっきりしている。
歩くこともできる。
それでも救急隊員は車椅子で搬送し、病院ではすぐにMRIなどの検査が始まった。
数日間の治療を受け、幸い大きな病気はなく、退院できたという。
本人は、「白内障の反対で黒内障と言えば分かりやすいかな」と話してくれた。
血流が戻れば、何事もなかったように見える病気だったそうだ。
だからこそ怖い。
もし「ああ、疲れ目かな」とそのまま眠っていたら、違う結果になっていたかもしれない。
最近は医療の情報も増え、以前なら知らなかった知識を目にする機会が多くなった。
もちろん、自分で診断することはできない。
けれど、「気のせい」で済ませず、専門家に判断を仰ぐことの大切さだけは覚えておきたい。
年齢を重ねるほど、その小さな判断が、自分の身体を守ることにつながるのだと思う。
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