経ケ岬|伊根の舟屋

和久傳の森を後にした時はpm3:00を過ぎていた。
さてどうしたものかと思いつつ、同じ道を帰るのを良しとしない二人は、丹後半島を回るしかなかった。
ひとまず、経ケ岬を目指した。
海に出たいと思いながら長い事山の中を走り、ようやく出た海岸は断崖絶壁だった。

山がそぎ取られて海に落ちたような断崖が見える。
その先には屏風岩があった。
風光明媚というけれど、越前海岸にはない荒々しい海岸線だった。
道は曲がりくねり山際の高い所を走るので、海は深く遠い所にみえる。
このあたりが蟹の名所と言われる所以の海岸線なのだろうか。

丹後松島

経ケ岬に続く道には野猿が多く、道路に広がって車には慣れている様子だった。
黒い雲が海上を蔽い、夕日を望むべくは無く岬は私たちの車だけだろうと思っていたら、岬はとんでもないことになっていた。

経ケ岬灯台を見たいと思って来たのに、大砲のようなカメラが並ぶ先に灯台は無く、まして暗い海に夕日などあるはずもない。
「左側に灯台が見えます」との看板を見つけて見上げると、はるか山の上にそれはあった。

けれども、カメラ群は海の方を向いている。
何を写そうとしているのか、それはもう聞くしかない。
答えは思いがけないものだった。
崖に停まっている「はやぶさ」を狙っていたのだ。
見た事もないようなカメラに望遠鏡もセットされて6~700m先の「はやぶさ」の動きを辛抱強く待っているというのだ。
チョットのぞかせてもらったら、崖の色に同化したような「鳥」が見えた。
風が吹いて、とても寒くTシャツの私は長居が出来なかった。
しっかりコートを着込んでひたすら「はやぶさ」が飛ぶのを待つというのは「漢の美学」だろうか。
日没までの残り時間は2時間。

伊根の舟屋まではひとっ走り、このあたりでpm6:00
犬の散歩をする人以外の人影は居ない。
寄せる波音と海猫の鳴き声が旅情になった。

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