東京-4

東京は、全く想像を超える街になっていた。
東京駅に着くと、ノーネクタイの男性ばかり、もしかしたら京都もそうかもしれないけれど、こういう風景を見るのは久しぶりだったから「ホーッ」という感じが東京の第一印象。
これでは、ネクタイ業界は大変だわ。
女性の服装は関西も関東もさほどに差がないけれど、東京男子の服装、特に中年男子の派手な装いには度肝を抜かれたり、それが通用する東京を不思議な感じで眺めた。
暑かったせいもあって、二日目はホテルで寝ていたいと思うくらいだった。
船橋に住んでいた頃に何度か訪れている、青山や神宮前に行ってみたけれど、知らない街だった。
近くにフライングタイガーコペンハーゲンがあるので話のタネに並んでみた。
平日なので長い時間並んだわけではなかったけれど、午後に通りかかると行列はなかった。
店内は若い人が楽しめるものが並んでいた。
夕方から日本橋のヒナタノオトに行こうと地下鉄で三越に行くと、新しい商業施設「コレド室町」が出来ていた。

室町という名前がついているせいか関西ブランドの店舗が並び、京都でしか買えないものはなくなり旅の楽しさは半減するのではと思った。
逆も同じで、東京に行っても珍しいものはなくなり、わざわざ行く必要はなかったという感想を持った。
街並みと空気だけは違うけれど。

最終日は東京ビッグサイトの「ライフスタイル展」
10時に入場して16時までほぼ、6時間歩き続けた。
げっそりと痩せたのではないかと思ったけれど、娘は1kg増だったというので私は怖くてよう測りません。
今回は前から気になっていたギャッベが一番に目に入った。

冬場の椅子にしいたり、車のシートに敷いたりする手頃なものから、大型のカーペットまで好きというのはstopの効かないものだ。
skogでは今年の冬までに品ぞろいする予定。

台場のグランパシフィックホテルにと宿を取った。台場では日航ホテルがいつもの宿だったけれど、こちらのほうがリーズナブルだったので。
日航の2倍はあろうかという贅沢な部屋で、今まで何故日航と決めていたのかと反省した。
ところが、眠れない。
どうしても目が冴えてくる。
21Fが気になる訳でもないけれど、迷路のような廊下を通ったせいか娘が「火事になったら逃げられない」といったせいか。
悶々とするうちに深夜になり、あすの動きを考えるともっと眠れない。
原因はふかふかの羽毛枕だ。
下に本を敷き、少し固めにした。
バスタオルは濡れているので使えない、あーしゃくだわと思っているうちに朝になったような気がする。