工房からの風

skogでは、今週18日(金)より「二人の秋服展」が始まります。
DM写真、左は鳥居先生の作品、右は加藤先生の作品
右の写真はモデルさんが笑った瞬間の写真で少し、背中が丸くなってしまいました。
素敵なモデルさんに申し訳ない結果になりました。
さて、市川市の「工房からの風」行ってきました。
ホテルからひと走りの予定が短い距離の首都高で2ヵ所の事故渋滞にあって予定より1時間も遅れて到着。
それでもレインボーブリッジを渡るときは喜ぶ田舎モノ
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日本毛織の織姫を祀る鎮守の森の中。
長い間、行きたいと思っていたところのせいか、やはり居心地が良い。
遅れての到着なのでまずは駐車場の心配をしたが、隣には巨大駐車場ビルがあって何の問題もなし。食事、トイレ全ての環境が揃い気持ちがゆっくりとして疲れ方が違う。
さてそれでは参りましょうか。
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鍛造 羽生 直紀さんのシェード
家人と穴があくほど眺めていたら、シェードに水玉の穴が開いた。
こういう工房展でないとお目にかかれない作品だった。
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一番人だかりのしていた「きたの まりこ」さんのアクセサリー
繊細な作品を丁寧な箱に収めて最後まで手抜きがない。
作者の作品に対する姿勢が見えるような気がする。
きたの まりこ→☆
期待どうりにレベルの高い作品が多かった。
私は、どうしても織りや染の作家さんに目を奪われる。
ガラスは潮工房さんに伺った直後だけに差がありすぎて、気持ちを持ち込めなかった。
しかし、気になる方はおひとりいらした。
橋村 野美知さん→☆
市川に出向いて、願ってもない人と出会った。
工房からの風を立ち上げた「稲垣 早苗」さんだ。
丁度私が船橋で暮らし始めた2001年頃に立ち上げている。
「手仕事を結ぶ庭」という本が目に入った。それを買おうとしたら、「私が著者です」と声をかけてきた女性がいた。
その方が稲垣さん、何故その本が欲しかったかというと、ギャラリーを経営するという事を偶然始めた私とギャラリーの申し子のような稲垣さんの違いを知りたかったから。
サインをお願いするとskogを北欧の名前ですね問いかけられた。
彼女は現在デンマークの生活文化について雑誌に文章を書いているところからピンときたようだ。
本を読んでみると頷けるところが多い。
それに好きな場所、好きなものが似ている。
彼女が俳句をするために憧れて住んだ金沢は私の娘が生まれたところ。
工芸に関する仕事をする積もりはなかったけれど、移り住んだ金沢で導かれるようにこの道に入り、工芸を作り手から使い手に渡す仕事に就いた。
工芸を作る側にならないのは自らは不器用と書いている。
私も驚くほど不器用、だから人の手から生まれる作品には感動する。
初めての作家さんの工房を訪ねるのは気後れするのは今でも同じ。
でも、作品を前に話をすると作品が出来上がる過程に作家さんの生き方が現れる。
それを知ってしまうと、おいそれとこの仕事は辞めらなない。
稲垣さんとは思いがけずに工芸と携わり始めたと、いうところくらいまでが同じ境遇だけれど、キャリアは全く違う。
23才で金沢に単身移り住むという行動力、それから幾多の経験を重ねて四半世紀を過ごしてこられたベテランだ。
まだ10年も過ぎていない新米店主はアタフタとあとを追っている。
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深堀 知子→
見ていて飽きない作品だった。
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椿 文香→☆
椿さんの作品は麻、綿時々絹で織っている。
草木染めにしては鮮やかに美しい色。20131013_450949
実りの多い工房からの風が吹いていた。
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中央高速の帰りにはいつも寄り道をする、飯田の「りんごの」に綺麗な紅玉りんごがあった。
skog企画展用のワイン煮を試作。

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