海外旅行と添乗員

私が初めてヨーロッパに行ったのは20数年前、半年かけて下調べ、勿論パソコンなんかなかった。
ドイツのローテンブルグで「個人旅行ですか」
「私はツアーで買い物が出来ないのですよ」と日本人の女性に声をかけられた。
「あ~そうなんだ」
自由時間が欲しいとなれば個人でいくしかない。
ところが、このところツアー好きになってしまった。
スーツケースを持ってイベリア半島を回るのは無理。
車で回るにしても広すぎる。
そして添乗員さんに恵まれると旅は盛り上がりますねー。
阪急交通社のMさん。
お正月もスペインだったという彼女は、完璧な仕事人。
説明が上手いとかありきたりの事ではなく、気遣い名人だった。
ある食事時、水のグラスが汚れていた。
片隅にグラスを積んでいたのでそれと交換すると、早速彼女はテーブルにやってきた。
私に「どうされましたか」と聞いた後、素早く汚れているグラスを片付けた。
「不愉快でしょう」と、目の前からグラスを片付ける心配りは私も見習わなければ。
2回、夜間外出をした。
ホテルに帰り、部屋に電話をいれると2回ともワンコールで出る。
ハードな仕事だなあ、24時間労働
単調なドライブが続くと彼女は小さなエピソードなどを話してくれた。
JALは随分叩かれているけれども、スチュワーデスは他社と比較にならないほど優れているというお話。
あるツアーの時、彼女はスチュワーデスに声をかけられた。
「ツアーのお客様のものではないかと思いますが」といって見せられたのは「入れ歯」
だれかれに聞くわけにもいかないから、ひとまずJALでお預かり。
その内機内食が配膳されると「あっー」と声を上げた方が居られたそうな。
持ち主が見つかるとその入れ歯は綺麗に洗われてお返ししたそうです。
入れ歯も洗えるスチュワーデスさんに彼女は職業意識を感じたのでしょう。
いえいえ、Mさんあなたも行き届いていましたよ。
お陰で充実した旅でした。
ありがとう。

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