イベリア半島の旅ー7

リスボンの街中に見られたジャカランタの並木は4月に落葉して6月に紫の綺麗な花を咲かせるのだとか。
花が咲けばリスボンは一段と美しい港町になる。
リスボンからは風光明媚な海岸線をひたすら北へ向けてポルトへ走る。
海岸に近い山の上に風力発電機がずらりと並ぶ様は地球に優しい国の印象を受ける。
スペインやポルトガルは日本に比べるとずいぶん時間にゆとりがある国に思えてならない。
ユーロ圏に入った事から周りの国から色々と言われてシェスタの時間が短くなったとと言う端から週休3日制の話も起きているらしい。
かの有名なトレドのお土産さんですら冬場の所為かもしれないがシャスタをしていた。
何となく羨ましい。
ポルトはいわずと知れたポルトワインの産地。
町の半分がワイン工場で埋まっている。
対岸との間にかかる橋はパリのエッフェル塔を設計したエッフェルによるもの。
橋脚がとても美しい。
この橋の下の川辺で小さなお店をしているおばさん(他人の事はいえないけれど頼もしい貫禄なので)はとても良心的で何処よりも安い水を売っていた。
勿論完全に封はされている。
ここで買ったオレンジは特別に濃い味がした。
ポルトの家の壁はほとんどタイルが貼られている。
タイルの方がメンテがやりやすく安価なのだそうだ。
色とりどりのタイルが張られていても案外町並みには調和がある。
次に印象深い町はスペインのレオン
この町の子供はずいぶん親日家らしく、私達に興味があって仕方がない様子。小学校の高学年くらいの子供が「さようなら」と小さな声をかけてきた。
びっくりして振り向くと、ニコッと笑って大きな声で「さようなら」といってくれた。
咄嗟に「アディオス」など気の利いた言葉が浮かばず「good dye」といってあわてて「さよなら」といいなおした。
知らない大人に声をかけてはいけないとは教えていないようだった。
こういう町歩きはホッとする。


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