大津京物語

京都駅からの上り線は、次の山科駅で東海道を走るびわこ線と琵琶湖の西から北陸の敦賀に通じる湖西線に分かれる。
そして、山科から湖西線に入る初めての駅が「大津京駅」である。
2008年までは「西大津駅」と言われていたけれど、地元自治会の請願の結果今は「大津京駅」と駅名が変更された。
今から1348年前、この地にわずか5年間だけの都「大津京」が存在した。
朝鮮や中国の影響を受けた華やかな文化が花開いていたと言われている。
天智天皇が亡くなられた後の皇位継承者争いで「壬申の乱」が起こり大津京はわずか5年で終焉を迎えた。
昨日、そんな大津京に生きた万葉の人々をを偲び、「第7回灯りに映える大津京物語」が壬申の乱終焉の地の一つとされる長等公園一帯と三橋節子美術館で開催された。
この催しものは、2008年に駅名が変わった頃から活動されている「大津京への道」というグループの主催による「音楽物語」と「桜と祈りのあかり」  の2部構成になっていた。
音楽物語「長等山花ごよみ」は17絃箏やフルート、ピアノ、シンセサイザーの重厚な演奏をバックにテノール、ソプラノの歌手が間近で歌う贅沢な音楽会だった。
「万葉でつづる大津京」は踊りのないオペレッタのような構成で語りに引き込まれ、音楽に浸りきるというひと時を過ごした。
昨日は、雨続きの間に奇跡的に、ぽっかりと晴れた一日だった。

長等公園の桜は満開を迎え、一日中家族連れでにぎわっていた。
大勢のボランティアの力でこの辺一帯にキャンドルのグラスが置かれ、夕暮れとともに点火される。
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灯りがともるまで居る事は出来なかったので疏水の桜を観賞できる道から帰った。
今年は桜鑑賞の機会に多く恵まれている。

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