海賊事件に思う事

バイキング船

ノルウエーを旅した折にバイキング博物館に行った。
子供が小さい頃テレビで「バイキング(かなり、曖昧)?」というマンガが流れていて、楽しい音楽とキャラクターで毎日のお楽しみタイムになっていた。
本物のバイキング船は、中二階のテラスから覗き込むと大変な大型船でマンガのイメージとはほど遠かった。

バイキングは、平たく言えば「海賊」ではないのか。
あまりに可愛いまんがのキャラクターで「海賊」と一致しないところはあるのだが…
14日にマラッカ海峡で日本のタグボートが海賊に襲われたというニュース
は、何百年もタイムスリップするようだった。
数年前にも聞いた覚えはあるが、どのように解決したのか記憶にない。
近藤海事の社長の陣頭指揮のもと大変な交渉がなされ無事に救出された事は、「ほっ」とするニュースであったが、解放された時「犯人側は、手荒な事もせず、山道では手をつないでくれて、敵という意識はなかった」と語る会見ニュースを聞いた時、ジグソ-パズルが完成出来ない時のようなもどかしい気持ちになった。
国を挙げて救出を祈っていた時に狭い範囲で寝起きをした犯人とは、生死がかかっている恐怖のために却って「仲間」意識になるのだろうか?
海賊にとって人質は「大事なお客さま」に過ぎないはずだ。
近藤海事の社長は犯行グループとの交渉は示唆しているが、言葉を慎重に選んでいる。
いち早く現地に駆け付け、不眠不休の努力の結果であったと思う。
ホットした瞬間に出た言葉だと思うが、憎くむべき相手に感じる親近感とは
何だろうと考えてしまう。
私は肩透かしを食ったみたいにずっこけた、そして遠い日のマンガが頭の中でまわっている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る