京都MARUZENの閉店

京都河原町の三条と四条の間にあるmaruzenが10日で閉店になる。
近年 河原町通りは京都の風情をなくしている。
一筋東の木屋町と細い路地の先斗町、鴨川を渡って祇園と並んで観光客に名前の知られた通りの河原町はバブル後に小さく区切られた店鋪が濫立し、看板が林立していった。
老舗の看板がつぎつぎに下ろされて行く。
1940年からこの地にある丸善の閉店は寂しい。
書店だけが目的なら近くに大型書店も出来て丸善よりは確かに動きやすい。少し高級な匂いのする文具屋さん、洋書やさん、バーゲンの時は利用しやすくなる洋品屋さんを兼ねてビル全体に漂う老舗の風格が好きで利用してきた。
店内に貼り出されたお知らせに「書店の機能がお客さまのご要望に答えられなくなりました」と書かれていた。
時流は恐ろしいとさえ感じてしまう。大事にしているものを急に取り上げられた子供のようになったしまった。今日は各階をまわりお別れをして来た。

バリ島で爆弾テロがまた起きた。
6月にバリに行った時クタで3年前におきた爆弾テロの現場を通った。やっと観光客が戻りはじめていると話をした矢先のテロだけに残念さと怒りでいっぱいである。人懐っこいバリの人たちは、観光事業が一番の収入源であるだけに英語、日本語を懸命に勉強していた。若い女性の店員さんに「日本語を勉強しています。間違えていたら直して下さい」と話し掛けられた。これほど流暢に日本語を話すのは大変な努力だったはず。この島がまたテロの標的になって観光客が引いていくのはしのびない。この島の特徴をよく知った上で標的にしている事が憎らしい。
バリ島は雨期に入る前の一番いい季節のはずである。

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コメント

  1. 京都河原町の「丸善」閉店のニュースは客が檸檬を置いて行くというニュースで知りました。

    ボクは行ったことはありませんが、何となく寂しさを感じますね。酸っぱい感じです。

    • skog
    • 2005年 10月 02日

    hoddyさん コメントをありがとうございました。
    酸っぱい味 そうですね。丸善の閉店はそんな感じですね。
    今日も檸檬の本が山のように積まれていました。 
    目と鼻の間を水ごときが行き来しましてねー。膨れた水がレンズになって、ぼけた本を見てきました。30年近く親しんだ書店でした。

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