ラヴェンダーの咲く庭で|ジュディ・デンチ, マギー・スミス|イギリスの風景と老姉妹の生活

イギリスの村

キッチンストーリー以来、久々に京都シネマに出かけた。
少し穴が空いたような心を持て余し気味だった。
そんな時に、娘が推薦してくれた映画です。彼女には退屈な映画かもしれないと思いつつ、
好意に甘えて付き合ってもらった。

映画「ラヴェンダーの咲く庭で(YouTube)」は第1次大戦で未亡人(?)になった姉と、男がみんな戦場に行きってしまい、婚期を逸した妹の暮らしが、嵐の翌日海に打ち上げられた若者の出現によって、さざなみが立ち、やがて心の中を嵐が吹きぬける。献身的に介護する、つかの間の充実した日々。
ある日突然若者は、姉妹の庭を訪れた小鳥のように飛び立つ。動揺しながらも姉妹の生活はまた静かな日常に戻って行く。
ラヴェンダーの庭は誰もが持っている心の庭。花が咲き、散り、冬には枯れる。

ストーリーを手短に語ればそんなものですが、イギリスの風景、老姉妹の内面、若者の溢れる才能も、すべてがヴァイオリンの音色となって全編を包む。
ソリストとして活躍する若者を、そっと見守る老姉妹の「寂しさ、やさしさ」が際立ち、グッと胸がこみあげる。会場が明るくなると、娘とお互いの目を覗き込み笑ってしまった。

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