夏の色
夏の色はと、聞かれたら私は、しろ・・かな?
太陽がアスファルトを照りつけ、ビルを照らす時
目に飛び込む色は
フラッシュをたかれたように白く感じる。
午前8時には既に家の前の道はしろい。
外に出る気はまずしない。
先日、ウルワツでお猿に取られて、新調した眼鏡のレンズが入りましたと連絡を頂いて、渋々猛暑の京都へ出かけた。
御池から三条までの間の麩屋町どおりにその店はある。
この通りの角は柊屋さんその先は俵屋さん少し下がると炭屋さんと京都を代表する老舗旅館が立ち並ぶ。
京都らしく控えめな玄関が好ましい。
門をくぐらなければ中は見えないけれど、いつも打ち水をしている。
一度は泊まってももいいかなあー
若いカップルが車に積んでいた軽快な自転車を宿の前で下ろしていた。
古い旅館におよそ似つかわしくないと思っていた風景が妙に新鮮だった。
黒塗りタクシーより心地よい。
祭の天幕は風にゆれ、白い京都の夏をなぐさめる。
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