京都ぶらぶら初詣

テレビの中の除夜の鐘は知恩院を映していた。
京都のお正月は全国からお客様が見えると言うのに、近くに住むとわざわざと言う感じで出かけた事はなかった。
今日は清水寺から知恩院を抜けて平安神宮まで歩いてみようと、家人を誘って出かけた。
五条坂界隈は混雑していたけれど、伊勢神宮に比べるとスイスイと言った感じでもある。

歩くのには丁度いい冷たさで茶碗坂を登って行った。
途中にはなつかしいお店も有り、きょろきょろとよそ見をして歩くのは楽しい。

産寧坂、二年坂と人波が続き、清水と言うのに茶碗やさんは閑古鳥、チョットさみしい。
フッと三条通りから青連院の大楠を見て知恩院の前を抜けて東山通りに出ていた頃を思い出した。
何の用事でそこを通ったのか思い出さないけれど、しょっちゅうそこを通った記憶がある。
通るたびに見とれた大楠は今日も健在で久しぶりにご対面すると元気が出る。

青連院を過ぎると、すぐに平安神宮の大鳥居が見え始めた。

がっかりするほど近い距離だった。
携帯の万歩計では7000歩くらいにしかなってない。
清水、知恩院、平安神宮と神や仏に手を合わせたけれど、そんな初詣で良かったのかしらん。