盆の入り

ご先祖さまからのお呼び出しで、午後から舞鶴まで出かけた。
例年なら、早朝に出かけているけれど、朝はグズグズと過ごしたあと急に思い立って、夕方に向けての墓参となった。
舞鶴までは凡そ、100km大した距離ではない。
お墓に着くと見たこともないほどの沢山の人出に今日が盆の入だと気づいた。
清められたお墓にはそれぞれに生花が添えられて、見事に綺麗な墓地だった。
多分先にお掃除されてお花が生けられていることを見越して、ほおずきを持っていった。
九州や大津ではよく見かけるほおずきは、どのお墓にもなくて、よく目立った。
きなこを連れて初めてのお墓参り
へっぴり腰で落ち着きのないきなこをお墓の前でお座りさせてご先祖様に紹介をした。
お墓に着く時間を見越して、今日の夕ご飯は海辺で食べようと計画した。
きなこがいるのでレストランには入れないけれど、海辺の食事も乙なもの。
小浜に出来た新しい道の駅で、焼き鯖寿司や柿の葉寿司、穴子の押し寿司等を買い込んでお墓参りよりも先に準備万端に整えた。

舞鶴湾の中程に3年前にかけられた見事な橋がある。
そこまで行って、一番海に近いところを探した。

リアス式海岸を形成する舞鶴湾は山に登る方がよく見えるけど、今日は海近くの場所と決めた。
時折大きな魚が水面に飛び上がる。
夕暮れ時、ひとときの楽しい夕食を済ませて、お盆の行事はつつがなく終了した。