ナイル河の旅

長旅の末にやっとカイロ空港に着いたのは夕方だった。
初めての国への第1歩はわくわくする。
空港の外に出ると、その国の匂いがする。
エジプトではいきなり砂塵が吹き上げてきた。
中空にに黄砂のような帯が見える。
砂漠の国を実感した瞬間だった。
今回は至れり尽くせりのツアー旅行だった。
自由の利かない不便さと、目的地を要領よく回れる利便さとを経験した。
この国では警察、軍隊がツアーを警備する。
水とトイレと安全が有料である事にも戸惑った。
初めて経験する砂漠気候は夜は関西の真冬より寒い。
草木の生えない砂漠が国土の96%を占めるというエジプト。
国民の40%が20歳以下のエジプトをナイル川にそって北から南までを駆け足で回った旅だった。
砂の上にテントを張っただけの喫茶店で男達が水タバコを吸いながら座り込む姿が目に付き、イスラムの世界の不思議さも垣間見た。
「アスワンハイダムの建設をロシアではなくイギリスやフランスが援助していたならば現在のエジプトは違う姿になっていたのでは」というガイドの言葉に深くうなずいた。
それもこれも、ピラミッドを目の当たりにすると感動がすべてを支配していった。

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コメント

    • sananka
    • 2007年 1月 30日

    お帰りなさい!前開いたのが19日。えっ??と驚いたまま。
    やっと10日たちました。この10日間 たくさんの驚き 感動の連続だったでしょう。脳のフル回転ですね。これからが楽しみです。写真も。待ってます。

    • skog
    • 2007年 1月 30日

    sazankaさん ただいまあー。
    やはり、行くと違いますねえ。
    世界観が変わります。
    一個人から見ても疑問を持たざるを得ない世界でした。
    戦前といっても知らないのだけれど(本当よ)60年タイムスリップしました。

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