3本の矢

なにも偉そうな事を云う積もりはないが、今日の組閣にサプライズはなかつた。
小泉総理の最初の組閣は女性大臣が5名誕生したが、構造改革実行内閣として総理が最後の組閣をする時、女性は2人だけという寂しい状態である。
今回は次期総理を目指す人に成果を競わせるといっていたのでそれを実行したようだ。そういう意味でサプライズではなく想定内である。
小泉総理も初期の外務大臣は失敗をしている。吉本的人気者の田中真紀子さんの応援で総理になれた恩を、人事で返し大やけどをしただけに外務大臣の重要性は認識したようだ。そういう意味では田中女史は功労者である。
次期総理候補としなければ、猪口外務、片山財務もあり得たような気がする。それこそサプライズである。
小泉総理の元、女性議員や若手議員が多数生まれ、かつての自民党のイメージからは距離が出来た。それで私は福田氏の入閣はないものと思っていた。報道は語呂合わせの為に福田氏の名前を必要としていたのかも知れないが、わざわざ「福田氏は入閣しなかった」と云われる本人の身になると勝手に決めつけられて、気分の悪いことではないだろうか。それも人気政治家の運命かも知れないが。
多分衆議院の大勝利の直後には出来ていた組閣でしょう。衆議院の大勝利は日本を正しく導くのかどうか残る1年間は中味が問われる。
桃太郎の鬼退治のように自民党の旧守鬼は退治したかも知れないが、今日の新閣僚の会見で「総理にお仕えする」という言葉が耳に止まりフッと不安な気持ちが湧いて来た。
反対勢力がいなくなり思い通りに大ナタをふるい、今回の人事を総理は楽しめたのかお聞きしたい所である。

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コメント

    • 2005年 10月 31日

    今回の人事で外務が心配。彼の日頃の振る舞いが一本筋が通っているようでいないようで、そういうところがいまいち。
    しかし、旧派閥を考えず小泉流を通したことは言行一致で納得。新閣僚がその選ばれる所以を想像することも面白い。昨夜からf人事であればどうすると考えた。面白いものですね。
    さつきは入ってほしかった。残念。
    台湾、面白そうですね。お茶はどうでしたか。

    • skog
    • 2005年 11月 01日

    fさん コメントをありがとうございました。
    人はみんな人事が好きですが総理大臣として国の人事権を一人で担うのはどんなものでしょう。想像もつきません。
    中韓とは距離を置きますというメッセージ入りの人事のような気もします。横田さんが安倍官房長官誕生にお祝をいいながらも笑顔が出ない苦しみを感じました。
    ウーロン茶は美味しかったです。いくら飲んでも胃もたれがなく一度の食事にどのくらい飲んだのでしょう。なくなれば入れるし、入れるから飲むし。で??痩せませんけどね。

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