団塊世代の選挙離れ

今度の衆議院選挙、同年代の友人は案外みんなしらけている。
いつもはもっと積極的な人たちが「入れたい政党がない」ということで一致してる。
「今度は行かないぞー」という人も。
今まで律儀に投票してきた団塊世代。
満点のマニフェストを望んでいるのではないけれど、急に現金ばら撒き政策を打ち出されても、ドンドン気持ちが引いていくのです。
民主党政権の財源は?
鳩山代表は「夢を語って悪いですか」と反論されていたけれど、夢に聞こえるのが怖い。
団塊の世代は戦後直ぐに生まれ、日本の成長期を走りぬけ、定年を迎えている。
今まで60才で受け取っていた年金は5年先まで延ばされた。
定年が近づくと、手の届きそうな所にあった年金がスゥーと逃げる恐怖を本当に味わった世代でもある。
再就職しようにも公務員の天下りのように理想的な天国に登れるはずも無く、給料を落として残りの日々を次の勤めへと向かうしかない。
勿論、老後のホームを政府が準備してくれる事はないと諦めている。
長生きしても残り20年のはずが、10年は確実に伸びているのは喜びよりも恐怖ですらある。
この世代が、今度の選挙にそっぽを向きかけている。
定年と同時に始まる長い日々を安心して暮らせる政策が置き去りにされているようでならない。

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