マイナンバー制度は世相を悪くする ‐ 行き過ぎる透明化への懸念

マイナンバー制度が決まってから世の中の動きに変化を感じる。
マイナンバーカードがあると、コンビニで住民票が受け取れると言う利便性があったり、行政間の手続きが簡素化されたりと便利なことも多いようだ。
けれど、政府が一番力を入れているのは国民の財産の透明化ではなかろうか。

庶民にはあまり関係ないけれど、
昨日、姉母の特養の手続きの時に「介護保険負担限度額認定申請書」を頂いた。
収入が少ない場合は特養の費用も安く抑えられるという制度だ。
その中の項目に「預貯金、有価証券の合計が1,000万円以下であるかどうか」と言う項目があった。

通帳等の写しを添付の事となっている。

マイナンバー制度を使えば、写しのコピー等と言うアナログな事はしなくていいはず。
そもそも姉の通帳が何冊あるかなんて私には分からない。
政府の方も、そこまでマイナンバー制度が確立できていないのだろう。


今まで行政は収入に対してのみ評価して、低所得者には減額を手厚くしてきた。
これからはマイナンバー制度で資産状況も分かるので課税方法は変化するだろう。

姉母の「通帳の写しを提出」と言われて、我に返った。
政府に筒抜けになる金融機関に富裕層は預金をするだろうかと。
多分タンス預金か金塊が金庫で眠るのだろう。
すると空き巣が横行する。
そして、セコムや錠前屋や金庫屋が繁盛する。
きっと物騒な世の中になるのだろう。
富裕層からの税金の取りこぼしは益々増えて、善良な市民は重税に苦しむような気がする。

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