喉に刺さる小骨

今日の1枚
小さいじゃがいもが出るとちょっと油で炒めて、酒、醤油、砂糖、みりんで味を滲みさせる。
味付けまでは圧力鍋で炊いているので、箸がすうーつと通る。
姉母の好物。

 

昨日pcを立ち上げるなり、目に入ったyahoo newsを見て、胸の奥から不快感が湧いてきた。
ここに書くことでもなかろうと、我慢をしていたら、喉に刺さった小骨のようにチクチクとして来た。
久しぶりに爆発しそうに腹が立つ。
まだ、私は怒るエネルギーが残っていた。
田中眞紀子さんの提案でノーベル賞の山中教授に閣僚16名で洗濯機を贈ることを決めたというニュースだ。
既に18日に目録を贈呈しているとか。
いちいち、目くじらを立てずともという声があるとは思う。
けれど今、政治はそんなパフォーマンスの出来る時だろうか。
ノーベル賞受賞の電話は洗濯機の修理中に受けたという山中教授の家庭内の様子は微笑ましい。
ここで終わっていてこそ、絵になるものだ。
10年くらい前までは真紀子さんには期待した時期があった。
演説の面白さには定評があり、彼女の行くところ黒山の人だかりだった。
小泉総理の時に外務大臣に就任し、早々退任に追い込まれた。
あの時も今回同様に後先考えないポピュリズム的パフォーマンスが目立った。
ポピュリズムとは、「 政治に関して理性的に判断する知的な市民よりも、情緒や感情によって態度を決める大衆を重視し、その支持を求める手法」知恵蔵より。
最近橋下大阪市長も話題豊富でポピュリズムの政治家と言われている。
その一面が無きにしも非ずだろうが、田中先生ほど単純な表し方ではないので、見分けにくい。
今のところ期待する気持ちがある。
昨日の党首会談は物別れに終わった。
いつ解散するのかとしか言わない会談は国民生活を漂流させている。
次に選挙があれば民主党が与党になるとは考えられない。
だからといって、誰でも大臣としてしまった野田総理に期待することは何もない。
16人の閣僚に反対者や意見のある人はなかったのだろうか。
国民が感じている不安、政治の不信に全く気がつかず、のうのうと洗濯機談義をする野田政権の終わりが見えた。
あーー言ってしまえば胸がすくかと思ったけれど、そうでもない。
日本が漂流していることには変わりはないのだから。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る