子猫殺し

日経の夕刊、プロムナードに「子猫殺し」と表題された文を見た途端に気持ちが悪くなった。
まさか本当に殺しているのではなく、何かを比喩している事かと読みかけた。
2、3行で読む気が失せ読まなかったが、やはり大変な反響があったと見えて日経新聞はこの件について説明記事を書かざるを得なかったようだ。
それで、ついに最後まで読んだ。
彼女の書く小説の世界とは違う現実の世界に起きている事だった。
私は産まれて来たものをわざわざ殺す行為をする事は出来ない。
じゃあ、蚊も蠅も殺さないのか。
魚も肉も食べないのか。
そうではない。
犬猫の方が人間よりましかも知れないと思う場面に出くわすと眉を潜める類いの人間である。
ある日想像妊娠をした犬が産んでもいない子犬を捜して押し入れの中を行ったり来たりしている姿をみた。
母乳も出ている。
獣医に相談してそれが想像妊娠だと教えられた。
「えっ、犬が想像妊娠するのですか」と聞くと「人間もするのですか」と聞かれた。
親犬が懸命に子犬を捜している様を知っていたら坂東さんもまさか殺したりはしないと思うのだけれど。

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