愛国心

この頃やたらと愛国心という言葉が出てくる。
教育改革の一環で愛国心を育てるということらしい。
教育で育つものだろうか。
私には漠としていてつかみにくい言葉である。
愛国心を育てるものは情緒ではなかろうか。

情緒はどうして育てるか。
土いじりをしていると、ふっとそんなことを考えてしまった。
土壌環境がよくなければ綺麗な花は咲かない。
表面に肥料をまき水を与えれば、しないよりはましに花は咲く。
しかし、土壌を整えた花は、花つき大きさ強さが違う。

家庭、地域、学校の土壌はどうだろう。
個性的な子供はいじめの対象になり、出る杭は打たれてきた。
去年ほりえもんが活躍した頃、私は彼を認めない家人とかなり意見に相違があった。
家人は社会の異端者という見方、私は時代は変わり目にあるはずだと弁護した。
時代の寵児、堀江、村上氏は実社会から引退し、私も家人と争わなくなった。
だけど、最近の世相は元気がなく何故か色あせている。
土壌が整わないうちに咲かせたあだ花だったのか。
会社ごっこをしていたような内幕を知るとがっかりはするが、平成になって一番輝いたように思った。
最近は、公務員の飲酒運転、いじめ自殺、官庁主導の談合が毎日流れている。
今、日本に愛国心を育てる土壌はあるだろうか。
狭い庭をいじりながら日本の行く末がふっと気になる昨今である。

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