振り込め詐欺顛末

振り込め詐欺にすっかり騙された生々しい話を聞いた。
色々と差し障りもあるのでこれは我が家の話に脚色してご報告。
ある日、自宅の電話がなった。
子供が大変なミスをして、ひと一人の命が亡くなった。
子供は泣きじゃくり、電話は上司に代わる。
弁護士と相談の上、これから遺族のところへ行く。という
まずは早急にプレスを押さえなければならない。
先方と示談の為にン百万円を用意して欲しい。
落着いた段階で全額保険から返済されるので、今のところは執りあえず立て替えてください。
まさかもまさか、世間に多々あるという振り込め詐欺が家におきるわけは無い。
これは事実だとまず話を信じこんだ。
次は「そちらの携帯の番号を教えて欲しい」こう来たらまず怪しい。
幸いな事に携帯の番号なぞ、覚えておらぬ。
「子供に聞いて下さい。そちらの電話番号は?」
ここで、先方の電話番号を確認した。
取る物も取り合えず、銀行へ
慌てて高額な出金をしようとすると銀行は「まさか?」の思いもあり「何に使われますか」と聴いてきた。
「聞かないで」と言われると銀行もそれ以上は・・。
そこで、振込みは完了・・されるはずだった。
慌てて銀行に来たことも幸いして相手の電話番号は自宅に置いて来た。
ご遺族のお宅でどんな事になっているか分からない子に電話をかける事は憚られるが、振込先が分からない限り子も困ると思い、携帯に電話をすると、のんびりと、いつもと同じ調子で電話の相手が出てきた。
その瞬間に「振り込め詐欺」と分かった次第。
ATMには「振り込め詐欺ではないですか」「ご家族に話しましたか」「本人に確認しましたか」と文字が並んでいるけれど今回はその文字が目に入らなかった。
本人に電話をかけてはいけない状態にあることが一番に刷り込まれている。
電話は固定電話にかかる。
携帯の番号を聞かれる。
ここで答えてしまうと自動的に振込み完了まで導かれてしまう。
今回は自分の携帯の番号を知らなかった。
相手の電話番号は自宅に忘れた。
二つのことが幸いして未然に防げた。
相手の電話番号はその後試したかどうかは聞いていない。
一定時間に電話がかからなければその番号はキャンセルされているのだろうと推測するが、そんな電話番号を入手できないようには出来ないものか。
自宅にかかり、携帯を聞かれも答えないこと。
これを守ると振り込め詐欺はかなり防げそうだと判断した。

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