協調と社交
森毅先生の「生き方」についてお話を聴く機会を得た。
先生は自分は生まれつき「弱虫」だったから人に協調するより社交に長けていると語られた。協調するというのはいわば個性を喪失する事にもなりかねないらしい。
近い話としては日本放送の「社員一同」という声明文などは信じられない事例であると。メディアにしては古い体質かなと、私も違和感を持っていた。60年安保の時に当時在職していた京大で学生に大学へ戻ってくるようにという「教職員一同」という声明文が出され教職員間で大問題になったそうです。そのような事に協調する一員になるよりは、相手の良い所を見つけて誉める社交性を身につける方が生き方は楽であるらしい。
今は戦後の10年間によく似ていてあらゆる可能性のある時代だから個性を伸ばし、協調する99匹の羊になるより1匹の羊になろうと閉められたが、なかなかそうもいかないのが人生である。
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