kusuyoコンサートツアー

マネージャーさんが急に同行出来ない事情が起きて、運転手と付き人のお鉢がskogに回ってきた。
運転手は出来るけれど、付き人の経験なし、衣装着付けのお手伝い等私に勤まるはずはなかったけれど、そろそろガーデン巡りをしたい時期でもあったので、急遽kusuyoコンサートに同行して埼玉県に向かった。
スターをご自宅にお迎えに上がるのは当然。
チャイムを押すと、kusuyoさんは「昨日の夜、練習しようと思ったら急に声が出なくなった」と浮かぬ顔で現れた。
ここで出発を遅らせて、病院に行くことを勧めるところなのに、「ちょっと疲れてるんじゃないの」と安易に考えて八ヶ岳を目指したのは、にわか付き人ゆえだろう。
初日のステージは埼玉県春日部市のネスパホール2回公演
前夜、薬、マッサージ、睡眠ありとあらゆる手当をして臨んだけれど、喉は回復しなかった。
歌えないかも知れないと気弱になる。
それでも衣装を纏うと歌手kusuyoの顔になっていった。

どこの会場でもこの歌が聞きたいと一番リクエストを頂く「鶴」
つるの鳴き声が出ないかもしれないと不安がつきまとう。
途中で止めてしまっては申し訳ないが、喉の調子はkusuyoにしか分からない。
出せるところまでやってみる。
悲壮な覚悟でステージに上がった。
歌は、観客が歌わせてくれると聞いていたけれど、お客様の拍手に乗せられてプログラムは進んだ。
P1170527.JPG
いよいよ鶴の曲
肩に力が入って、頭が痛くなるほどの緊張をして「鶴」を聞いた。
お~お~
悲しく鳴く鶴の声は毎回聞き惚れる。
が、今回は違った。
kusuyoは客席に背を向け、渾身の力でつるの鳴き声を表現した。
到底客席にお見せ出来る表情ではなかったのだろう。
まるで「鶴の恩返し」の「織る姿は決して見ないで下さい」と言っているかのように錯覚した。
苦しんで苦しんで出した声は急に私の胸を打ち、私は鶴を聞いて初めて滂沱の涙を流した。
声が出ない分、心で歌わせて頂きますと言った通り、鶴はお客様の胸を打った。
2部まで「鶴」を歌ったけれど、翌日の川越で「鶴」は歌えなかった。
春日部で聞いた「鶴」はkusuyoのステージで今後聞くことはない幻の「鶴」になった。

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コメント

    • yumiko
    • 2012年 9月 20日

    プロとは…
    なんて素晴らしい!
    kusuyoさんの歌を聞いてみたくなりました
    読んでいて胸キュンです

    • ayaya
    • 2012年 9月 20日

    kusuyoさんは、そばにお二人がいてくださって心丈夫だったことでしょう。長距離をお疲れ様でした。お二人もごゆっくりなさって下さいね。

    • skog
    • 2012年 9月 20日

    yumikoさん、是非kusuyoさんの歌を聴いてください。
    甘く優しく、引き込まれる声なんですよ。聴く人みんなを優しく癒す魅力的な歌声です。
    来年のサントリーホールにぜひと言いたいけれど5月はバラがあるからねえ。
    (。-_-。)残念かな?

    • skog
    • 2012年 9月 20日

    ayayaさん、コメントをありがとうございます。にわか付き人ですから頼りないことだったと思います。
    kusuyoさんが辛抱強かったので助かりました。
    気遣いが至らず、病院行きが遅れて申し訳ないと思っています。

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