弘法は筆を選ぶ |メンテナンス付きで木のまな板を使い続ける ‐ 双葉商店

以前にも筆を選ぶと言うブログを書いたような気がするけれど、弘法ではないから筆を選ぶのだろう。

今日の私の筆は「まな板」である。
食べることは好きだけど、料理が得意なわけじゃない。
だから、料理道具は出来るだけ気に入ったモノを集める。
まな板と包丁には殊更うるさい。
包丁は30年間同じものを使っている。
ドイツで買ったヘンケルの洋包丁がそれである。どんなお店で買ったのかさっぱり思い出せないけれど、その後スイス、イタリアを回って帰国するまでスーツケースの底に入れて持ち帰った。
今ではすっかり痩せてしまったし、刃先は欠けたけれど、どんな包丁を買ってもいつしかこの包丁に戻ってしまう。

その相方のまな板は何枚買い替えただろうか。
銀杏の大きなまな板をどこかの手造り市で買って、フーフー言いながら持ち帰った。
銀杏は刃あたりが柔らかく使い易かったけれど、立派過ぎた。
重いので手入れを怠り、いつしかカビが入り見る影もなくなった。
数年前に、知床でバッコ柳のまな板を見つけた。
大きさも重さも丁度いい塩梅だったので、持ち帰った。

それから数年、柳は柔らかいので包丁の刃で満身創痍となり果てた。
表面が黒ずんで使うのが楽しくない。
さてこれからが本題なのだ。

NHKの「あさイチ」の以前の放送でまな板が取り上げられ、全国に削り直しをするまな板やさんがある事を知った。
まな板の削り直しはかなり難しく、専門店で削って頂くのが一番いい。
なのに、どこに出せばいいのか分からなかった。
まさか知床まで送ることもならず、またそこはまな板やさんではくギャラリーだった。

色々検索すると福井市に双葉商店さんという銀杏の木専門のまな板屋さんがあって、そこの製品ならいつでも無料で削り直してくれるという事だった。
福井市は、すぐお隣なので「これはいい」と早速出掛けた。
それは今年の6月で越前海岸の夕日を写した時だった。


この日は夕日がメインではなくて、福井の双葉商店さんが目的だった。
敦賀から高速に乗らず越前海岸を走ろうと目論んだけれど、福井市内に早く到着するには山の中の国道が一番早く到着出来ることが分かり、泣く泣くいくつかの町を通過して双葉商店さんに到着した。
でも様子がおかしい。人影もない、チャイムを押しても返事がない。
ホームページに全国の催事に出かける時はお休みの事があると書かれていたので、催事はチェックした。
押しても引いても手応えはなく、諦めるしかなかった。
運転手の家人に申し訳なかったから、そこから北陸道に乗って金沢のお寿司屋さんに直行した。

そのまな板屋さんに、京都高島屋の催事で出会った。
そして求めたのが半月の銀杏のまな板。
重いのではないかと心配したけれど、これは家にあるまな板の中では一番軽く、大活躍をしている。
銀杏の芯の赤い部分で作るまな板は特に優れているとお聞きしたので、それを頂いた。
今までのまな板の重さから解放され、刃あたりも柔らかく、年2回ほどは高島屋に来るようなのでこれでメンテもバッチリとなり、一生ものに出会えた。
今は、プラスチックで便利なまな板が出来ているけれど、私には木の手応えがあるまな板は外せない。


以前にも書いた事があるけれど、この赤いソフトドレッジはまな板布巾以上に水切りに役立つ。
洗ったまな板の上をサッとはかすと、すっきりと水切れして直ぐに立てられる。
白い方はヘラ ・ スパチュラで、汚れた鍋、特にカレー等色のついた鍋を水につけてサッとこするとスポンジを無用に汚さなくて良い。また汚れたお皿を紙で拭いて洗うと言われるけれど、これでサッとこすれば水もスポンジもダメージがない。

以前、娘はトング派、私の菜箸派。を書いたことも有ったけれど、最近は私もトング派である。
特に天ぷらはしっかり掴めて便利だ。
力がなくなるにつれて手放せなくなった。

日進月歩の台所用品だけれど、自分の手に合うものを見つけると台所仕事もはかどると言うものである。

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