庭仕事|花開く

今日から1週間は初夏の陽気と伝えられて、オチオチ寝てもいられない。
大好きな土曜日なので何時もより早起きをした。
やりたいことが沢山ある。
一番したいのは庭仕事、その前に冬物の洗濯と寝具の手入れ。
寝具をベランダに干すと部屋の隅々にほったらかしに積んでいる本が目に入った。
つらつらと目を通すと、続きが読みたくなる。
その前に部屋の拭き掃除、バタバタと動いていると心に積もる有象無象の澱が流れていくようだった。

毎日、姉母の着替えを手伝ってベッドに寝かせる時に、浮腫んだ足をベッドに上げる。
その時が私は一番イヤな時間なのだ。
手に持つと血の通わない足は指の形の通りにくぼみ、その重さの分へこむ。
その感触を毎日持って帰ると、気持ちが日々重くなる。

けれど、今日のように体を使って動き回るとその感触を瞬時忘れられる。
庭に出たのは、姉母の施設に行くまで2時間しかないという時間になった。
少しだけ雑草を抜いて終わりだってけれど、久しぶりにご近所さんと立ち話も出来た。

今年も、居間の窓辺に植えた「夢乙女」が順調に育っている。
5月にはピンクの小花が沢山咲いて「バラ窓」が完成するだろう。

チューリップの葉陰に咲くハナニラやムスカリが可憐で可愛いい。
これから庭の表情は毎日変って春を呼び込んでくれるだろう。

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