風雅舎|加地一雅さんの事

風雅舎の加地さんが亡くなった。
久しぶりに頂いたはがきは奥様の加地郁代さんからだった。
毎年頂く年賀状がそう言えば届いてなかった。

開業31年になる風雅舎を加地さんの突然の死去により閉幕しますと記されていた。
慌ててブログをググってみると「大切なお知らせ」が掲載されている。
もう長い事風雅舎に出かけてなかったけれど、私がガーデニングに芽生えたのは風雅舎に出会い、加地さんに出会ったのが大きなきっかけになっている。
一足前を行くナチュラルガーデンに目を見張り、比良でこの庭を作りたいと思ってから話は早かった。
工事期間中加地さんは何度かskogに来て下さって、ご一緒に近所にお昼に出かけたら数件しかないお店は全て定休日でコンビニのおにぎりでお昼をしたことも懐かしい。

工事をしてくれていた若い女性の上に突然加地さんの大きな雷が落ちた。
居場所がなくなって、私はそそくさと家の中に逃げ込んだ。
その後加地さんは私の所に来て「水平器で土均しをしていたので道具を粗末にするなと叱りましたが、責任者が水平器は壊れていたと言って来ました。お見苦しい事で申し訳ありませんでした」と大きな体を小さく折って謝ってくれた。
その時に女性が真っ赤になって震えているのが分かり、気の毒だった。
けれども彼女はその後退職したようだった。

見事なジューンベリーを植えた翌日に、赤い実を求めてお猿が山から下りてきた。
木の中心部分にお猿が登るとメリメリと木が折れてしまったのも想い出になった。

加地さんの死去はガーデニング界にとっても大きな痛手になるだろう。
思いがけない訃報に接して私も力が萎えそうになっている。

トップの写真は加地さんの思いがまだ残っている頃のskogの玄関前、ピントもあってない恥ずかしい写真だけれど今日は新しい写真を探す元気がないのでこのままで。

加地さん、安らかにお眠りください。

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