企画展を終えて

最後の企画展は陽気に楽しく過ごした。
お客様に「残念だわ」と言って頂くと、その時になって「後、数時間の新米店主」を意識した。
けれど、淋しくはない。
何だか肩が軽くなって、背中に羽が生えたような気がする。
色々思い出がある。
沢山の方とお知り合いになって、人の財産がどっさり出来た。
さて、これからどうしようか。
ゆっくり考えよう。
この風景を沢山の方が楽しんで下さった。
最終日には沢山のメールを頂いて、恥ずかしくなるほど褒めて頂いた。
まさか私が10年も店主を勤められるとは思ってなかったので、褒めて頂けたのかも知れない。
初めのころは、いつ辞めようかと常に考えた。
石の上にも3年だから3年はやらなければ。
桃栗3年柿8年だから8年はやらなければ。
端から10年間の目標があったけれど、10年目に手が届くと急激に気力が無くなった。
「辞め時」を意識してしまった。
93才と90才の姉も元気でいるとは言いにくくなってきた。
企画展予定が出来にくくなった。
潮時と言うのは自然に決まるものだと思った。
10年前にオープンした時はDMをお出しする所もなく、オープンの祝い花に囲まれてしっくりしないまま過ごした日々が懐かしい。
おしまいの日にも花束を頂いた。
褒めて頂けたようで無性に嬉しかった。
書けば書くほど思いでポロポロとなりそう。
つたない店主の企画展にお付き合いして下さったお客様に感謝致します。
店主を持ち上げて励まして下さった作家さんに感謝いたします。
楽しい日々をありがとうございました。
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