薪ストーブ

幾分秋らしくなった今日、薪ストーブの試し炊きをすることになった。
京阪エンジニアリングの川上さんが初めて点火する日には立ち会ってくださるという。
お神酒をストーブの上に置き恭しく頭を下げて、おもむろに小枝に点火した。
木は半年乾かしていたので、大人の腕くらいの木は難なく燃え始めた。
空気の送り込みようで火力は自在に調整できる。
川上さんが「薪を搾ってガスを出させて燃やしているのでガスストーブと同じように考えていいですよ」と説明してくれた。
炎は薪から離れた上の方でゆらゆらとオーロラのカーテンのように揺れている。
炎の色は赤ともオレンジとも言いがたい。
しいて言えば透明感のあるオレンジの濃淡と見えるかもしれない。
他所のストーブを見る時は暖かいと思うだけで炎をじっと見つめ続けるということはなかった。
自分のうちのストーブとなると、炎までが芸術に変わる。
ほんの少しの時間で離れた場所でもひざの周りがほこほことしてくる。
かっては床暖房が究極の暖房と思っていましたが、今日を持って訂正します。
目に見える炎は心を癒し、体を温めてくれる。
折りよく降り始めた雨がトレモロを奏でてくれた。

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コメント

    • sazanka
    • 2006年 10月 25日

    暖かい炎ですね。なつかしいです。
    育った家は 大きないろりに伐ってきたままの太い薪がどんとくべられていました。くべる という言葉が出てきました。燃やすということです。煤で天井の梁は赤茶色で 冬2月ごろからは 味噌玉がぶらさがっていました。その前
    小正月には 瑞樹に紅白のだんどがつけられなげしから垂れていました。
     ほのおは いろんなことを思い出させてくれます。
    その前で ほっこりしたいですね。 
     

    • tanaka/kurashi
    • 2006年 10月 25日

    待ちに待った薪ストーブの出番ですね!
    過去、薪ストーブや暖炉のある住宅は設計したことはあるのですが、自分で炎を楽しむ余裕もなく、今日にいたっています(笑)。是非々々、炎のアートを楽しませてくださいー。

    • skog
    • 2006年 10月 25日

    sazankaさん こんばんわ
    囲炉裏のある暮らしもいいですね。
    大きくふとーい木が一日中燃えて、家の中にほっこりとした匂いが漂うのですよねえ。
    今の子供たちはこの匂いを知らないのでしょうね。

    • skog
    • 2006年 10月 25日

    tanakaさん こんばんわ
    是非ぜひ、お寄りくださいませ。
    薪の匂いとコーヒーの香りは出会いモノですよ。
    とても暖かいですよー。

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