skogの目指すもの

skogを始める時にこのギャラリーは、人の輪を作り、語らうサロン機能を目指した。
老後と言うには若すぎる年齢で、する事のない人生は選択しにくい。
私もこういう人生を選択するとは10年前は考えてもいなかった。
家人は70才くらいまで会社に残るものと考えていた。
ところが家人は出来れば(私が同意すれば)会社人間から転向したいと考えていたようだ。
まあ、なんとかなるわ。
と急転直下、退職を決めた。
滋賀から遠い、博多の地で。
「今、何処にいる?」と携帯に電話があった。
私は友人の見送りに福岡空港にいた。
「天神で会いたいけれど」
20分後の天神で「会社辞める事にした」といった。
あの時の嬉しそうな顔は今の生活が予想出来たものではなかったけれど、飛び込んでみなければ分からないもんだ。
今年で5年を迎えるギャラリーはこうして生まれた。
比良山登山道に建つskogは、山に向かう人とお猿が毎日前を通る。
静かなオープンをした。
そして今は、お客様に恵まれ、作家さんにめぐまれて、この頃漸くこの仕事をして良かったと思う。
今年の2月バリ島で手相鑑定をした。
「skogは今後どうなるのだろうか」と。
「skogはパワースポットに建っているので、益々楽しい仕事が出来ます」
手相に出るの??
こういう事はいいことしか頭に残らないから、そういう事にしておこう。
skogの作品は私が使ってみたいと言うものばかり。
美術品として仕舞っておく高級品はひとつもない。
そういう価値観で構成している。
ギャラリーと雑貨店の境目。
最近の常設では家人の鉄製品が目立つようになった。
skogを始める1年前に始めた鉄工房通いは今年で6年目。
週に1日、時には3日間通い詰めて没頭したお陰で、この頃は家人の鉄のファンが出来てオーダーを頂けるようになった。
前出の手相観の方は、家人の鉄は生活の鉄と言い当てた。
芸術品では全くない。
時に、好きなように芸術品を作ってみるのも新境地を開くでしょうと言われた。
いつかそんなモノ(芸術品)が自然に手掛けられるようになるといいけれど。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

手芸・ハンドクラフトの情報収集

ブログランキングで手芸・ハンドクラフト 関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る