村井ご夫妻の絵画

2012年度の「かんじる比良」の企画打ち合わせで、絵画展をされる村井夫妻が琵琶湖の対岸、近江八幡からskogに来てくださった。
ご夫妻の絵は他所のギャラリーで拝見していたので、美術大学を卒業したばかりの若い方だと思い込んでいた。

伝聞ではパソコンを一切触らない、もちろんメールアドレスなんぞは持っていない。
電話のみが連絡方法という。
イマドキと一線を画してストイックに絵画の世界に没頭しているというイメージはお目にかかった瞬間吹き飛んだ。
包み込むような優しいお顔をされたご夫婦だった。
年の頃、これが又、私と同世代。
パソコンは単に必要とすることがなかったからという理由らしい。
思い込みとは恐ろしい。
P1170214.JPG
常は東京のデパートの画廊中心の展覧会を展開中だとか。
村井 宏二さんは、アクリルや岩絵具を使って風景や野の花を描いていたけれど、skogの展覧会は新しい画材を描いている。東京では未発表との事。
絵を始めた頃は鉄錆の出たバケツや釘などが画材になっていたけれど、風景画になり野の花になり時々の気持ちで変化をしていくのだそうだ。
私も崩れ落ちる古屋の壁や屋根を好んで描いていたので、その気持ちには大いに共感できて、話が弾んでしまった。
村井 由美子さんは鉛筆画
白と黒だけで表す静謐な世界を描く作家さん。
ランプに照らされる原稿用紙と万年筆、この雰囲気に若い方と勘違いしたのだろう。
気がつくと由美子さんの絵は宏二さんが、宏二さんの絵は由美子さんが説明している。
時々どちらの絵か判らなくなってしまう。
お話の端々に私たち夫婦とよく似ているなーと思うところがあると言うと「私はいつも叱られています」と宏二さんがおっしゃった。
これも家人と同じセリフ。
何処も同じ、同世代。

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