春色衣展ー2

津々木洋江さんの名刺には「お針子」と記されています。
何しろ縫う事が大好きです。
2月にアトリエをお訪ねした時、いかにも仕事が捗りそうに配置された室内はひとりだけのミニ工場のようでした。
彼女に私が依頼した内容は
家庭内、スーパー、デパートくらいをレベルとする。
動きやすい洋服である事。
スタイルがカバー出来て、流行のデザインを含む事
洗濯に耐えられる事。
主婦の納得のいく価格が好ましい。
Tシャツにジーパンの普段着が定着しています。
若い方はそれが良くお似合いですが、一寸似合わないかもの年齢になった時からの洋服が難しいのですね。
そこを満足させてくれる洋服に出会いたいと常々考えていました。
津々木さんは、生地を選び、水をくぐらせて収縮を確かめてから縫製にかかります。
布の特性やテキスタルを生かすデザインを考える時間が8割、縫製時間は2割の割合でしょうか。
企画展には、私がこだわった素敵なテキスタルで数着出来る予定です。
仕事にかかる前は、考えているばかりのようでしたが、考えが纏まるといっきに数着が仕上がってくるようです。
甘い感じの洋服を着る事はないですね。
ところが、縫う物には結構ピンタックやフリルが付くのですよ。
という彼女は見かけはボイッシュですが、グレープフルーツの香りが好きでねえ等と話をすると出してくれるお茶はグレープフルーツのフレーバーだったり、心遣いは細やかです。
そんな津々木さんが創ってくれるお洋服、4月10日まで私もお預けです。


スペイン・バレンシアにて

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