女性6人の手仕事展ー飯森よしえ

女性らしい美しい手仕事の作品が揃いました。
草木染めの生地で作った洋服、繊細な中に凛とした美しさを放つガラス、一点物のオリジナル手縫いバッグ。涼を呼び込む自然素材の優しさをお楽しみ下さい。
草木染め洋服 飯森よしえ
飯森先生は私の憧れの人だった。
20年くらい前に友人に誘われて未だ膳所にあった工房で藍染の一日体験をした。
その時のテーブルランナーや絞り染めをしたのれんは、夏になると玄関にかけてドアを開け放している。
仕事も然ることながら、言動一致になる生き方が素敵で、到底敵わぬと憧れるばかり。
憧れるという事はご縁を引き寄せる力になって、今月の女性6人展のおひとりに手を挙げて下さった。
今年の1月、今回の企画展の打ち合わせで、まだ雪が残る道を飯森先生のお宅に伺った。

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先日会津若松に行って食事をした割烹田季野の建物を、思ったより小さいと感じたのは、飯森先生のお宅を知っているからかもしれない。
飯森邸は古民家を南会津から移築して修復した。
家の床には、柿渋を塗り、壁紙は草木染めをした和紙を使用するという徹底ぶり。

草木染めに魅せられて染と織り物を中心に、生活空間を彩る、布から広がる手仕事を確立していった。
2008年にはびわ湖ホールで開催された万葉オペラ「大津京逍遥」の衣装を草木染めで手がけ、舞台衣装の分野にも活躍の場を広げている。


大津逍遥の舞台衣装
普段の仕事はタペを織ったり、大きな布を染めたりと生活に密着したものを大切にしている。
使い込むほどに美しさが増すという作品が好きだと言う。
skog企画展には、草木染めの生地による夏服を作って頂いた。
DSC_0265.jpg
飯森 よしえ作
先生は小柄な方なので、言いにくいけれどと前置きして、skogのお客様サイズでお願いした。
藍染のワンピース、裾や肩に飯森流が表現されている。
今回は飯森先生が主宰される絲紫野工房のお仲間2人、越 順子さんと西郷 眞佐代さんもご参加。
お二人は飯森先生のお弟子さんであるけれど、越さんは奈良で個展を開催する実力者、西郷さんはパッチワーク教室を主宰されている。
越 順子.jpg
越 順子作  柿渋と藍染の布で作ったジャケット
西郷.jpg
西郷 眞佐代作 藍染のブラウス
そして、この3人に皮のバッグ作りを指導している伊藤 好美さんのバッグも出展される。
伊藤 好美.jpg
赤いバッグの内側は薄いバックスキンに印伝を印刷したもの。
実物を見るまでは布張りだとばかり思っていた。
女性6人の見事な手仕事展です。
是非、ご高覧下さいませ。

201406

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