ハイテク病院
東京の桜
今年も感冒が猛威を奮い、熱が出るとインフルエンザの検査はしますが、それでないと分かると単に風邪として見過ごされます。
家人の熱の出し方が普段の風邪症状ではないと感じて、かかりつけの医者に何度か電話をしましたが「様子を見ましょう」といわれればそれまでです。
私のしつこさにレントゲンを撮ると肺に異変がありました。
それでも、点滴を続けて様子を見るといわれれば、またそうかなあーと見過ごしがちですが、家族の異変は医者以上に身近な人間には伝わります。
16日に上京する予定のある私はついに15日に行動しました。
日赤病院へ転院しました。
感染性のう胞による肺炎でした。
普通の肺炎以上に長い療養になりそうです。
最近病院に行くと工場のベルトコンベアーに乗せられた物体になったように感じているのは私だけでしょうか。
医者はキーボードを叩きながらチラチラと患者の顔を観察しています。
それでも分かるのでしょうが、あまりにも早い指の動きに私もキーボードに見入ってしまいました。
血液検査の結果が画面に現れ異常な数値は赤で示されました。
かといって、説明があるわけでもありません。
丁寧な説明をしていたのでは押し寄せる患者をさばききれない事情もあるのでしょう。
10時の予約で行って診察は3時間後でした。
私が疲れてしまう時間を耐える患者はそれだけで病状を悪化させてしまいます。
勇気を出して「ベットの用意をしてください」というしかありません。
診察が済むまで病院の方ではお客様(患者)として扱ってはもらえないのです。
漸くお客になった家人が情けなさそうに24時間の点滴につながれてから今日で5日が経過しました。
熱も下がり一時の苦しさから開放されると、ケロッとしていますが今月末に次の治療方針を決めるという気長な取り組みの病のようです。
今年は山桜の開花が早そうで気が気ではないと思いつつ眠りにつくと、あろうことか「2月に咲いちゃった」という夢に起こされました。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
家人さん、お体心配ですね。
でも熱だと医者はすぐ風邪でしょうといいます。
私も以前突然の高熱がでたことがあります。
それまで熱なんてでたことがなかったのに。
でも医者はインフルではないと、ただの風邪だということで風邪薬のみでした。後で気づいたのですがびっくりしたことになってたのです。やっぱりいつも一緒の家族が異変をいかに医者に伝えて、い~病院をみつけるかですね。
病院の待ち時間も、ほんとにそうです。
倒れない限りお客さんです。ただの病気も大病になるよといつも思いますよ。しかたないのかもしれないですが・・・。
ゆっくりと確実に治してくださいね。
いのぶさん
ご心配頂きましてありがとうございます。
今日のNHK「ためしてガッテン」で肺炎を取り上げていますね。
死亡原因の4位ですって。
肺炎ワクチンがあると聞いて少し安心しました。
大病院の工場化には慣れませんが。