姉母の一日 |サンタクロースのプレゼントは変更出来るかな?

姉母が施設に入居して3週間になる。漸くナースコールの延長が出来ることになった。
それに伴って、部屋をより広く使えるようにレイアウトするために施設長、ケアマネさん、福祉用具の会社の方と私たち夫婦の5人が集まった。
ナースコールは新しい先端を差し込むだけ1分もかからなかった。
部屋が広くなった分、捕まるものが遠くなり次の転倒が心配になると言うのが共通の悩みだ。
現在部屋に回されている手摺は、両手で進まないと膝折れした時には確実に転倒する。
それらを考えると、部屋が広くなったので、歩行車を使えば転倒はしないだろうと話は段々絞り込まれた。
手すりをなくすと部屋の導線も良くなるけれど、姉母が手すりを気に入っているらしいので、決定的な結論は訪問リハビリの方にご相談しようという事になった。

午後からお見えになったリハビリの先生、常に姉母を持ち上げて上手に気持ちをほぐしてくれる。
「クリスマス近いですね。何か頼みましたか」
「いいえ、何もいりませんから」
「大人はそうかなぁー?サッサと歩けるようになりたいですよね」
「サッサじゃなくていい」
「あ~そうか、少しでも歩けるといいですね」
「うん」
「うちにね、小学3年生の子供がいるんですよ、両親にプレゼントを伝えてくれるのはいいんですけど、サンタさんにもう一つ頼むわけですよ、そしてね、直前にサンタさんの分は変更があるんです。(子供にサンタさんが困るからあまり変更するなよ)って言いましたらね(サンタさんは分かってくれるよ)って言うんです。未だサンタさんを信じてますのでね困ってるんですわ」
等と話しながらマッサージで足をほぐして歩き易くして下さる。
そして出した結論は「歩行車」の利用だった。
ところが姉母が頑として受け入れず、今日手すりを外すことは出来なかった。
「あなた、自分がこうなってみないと分からない事ですよ。私は絶対に手すりが要りますから」とそこだけ鮮明に宣言した。
と、なると急な模様替えをすると転倒が増えるという事になる。
もう1週間様子を観ましょうと結論を先延ばしして一日が終わった。

周りは皆くたびれて解散した。
姉母は、クリスマス会に出かけて行った。

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