訪問リハビリ初日|スタッフを驚かす姉母

今季一番寒い朝だった。
昼の気温も7度これは真冬と言うんだろう。
チューリップの球根は芽が動き始めている絶体絶命の植え時だ。
風が止むと気温が低くてもダウンを着ればかなり動けそう、そう思うと居ても立っても居られない。
直ぐに球根植を始めたら、今日に限って「水道メーター取り換え」をさせて下さい。
「生命保険の契約条件の変国に署名押印を下さい」と声がかかる。
わき目も降らず、夕方までに100球近く植え込んだ。

今日は姉母の訪問リハビリの初日なので、時間を合わせて行ってみた。
姉母がつまらなそうにベッドに腰かけていた。
「あれ、ディサービスじゃなかったの」と声をかけると「私だけ帰された」といった。
話を聞くと今日は週に一度の清掃日。それが14:10からなので部屋を空ける訳にいかず13:00で部屋に戻されたらしい。
その間1時間一人で待っていた。
何で返されたのかを知らされないまま急に「掃除です」とヘルパーさんが入ってこられたらそれはびっくりしただろう。
姉母は「入って二日目ですから掃除は不要です」とお断りしたらしい。

ゆっくり話を聞くと、誰かが起こしに来て連れていかれ、誰かに部屋に帰され、自分の一日がどうなっているのか分からない事にイラつくらしい。
大きな紙に曜日別の時間割を書くことで解決した。
動かす前の声掛けも大事だけれど、一日の予定と一週間の予定は知らせておかないと、いくら人任せの生活とはいえ、つい半年前まで自分の計画で動いて人だから、不安になるのは当然だろう。
毎日少しづつ新しい事が起こり、だんだん慣れていくのだろう。

今日の朝食の時間に入居の皆さんがエレベーターで食堂に降りてこられたそうだ。
ふと見るとその中に姉母の顔があった。
ホームの方はびっくりして姉の元に駆け寄った。
「あなたは歩けませんから、車いすでお迎えに行きます」と言われても、現実にはそこまで歩行器で降りてきているのだ。
笑っちゃいけないけれど、想像するとおかしい。
「歩いてきている」人に「歩けない」と言っても通じない。
けれど私はきつーいお小言を頂いた。
「私も言いますが、それでも聞き入れない時は好きにさせて下さい」としか言いようがない。


麻痺した足の甲にサポータをはめると足さばきがいくらか改善される。
病院のリハビリと訪問リハビリは全く違う。
訪問リハビリでは、体に筋肉をつけ矯正させて動きやすくさせる。
浮腫んで冷たくなったふくらはぎを揉むと、幾分柔らかくなり頃合いを見て歩行させてくれた。
麻痺を起こして寝付くと筋肉が落ちて背骨も益々歪んでしまった。
胸骨は無理でしょうが背骨はかなり矯正出来るでしょうと嬉しい事を言ってもらった。

昨日家人が作ったトイレの仕掛け


赤い紐を下に押すと水が流れる。


タンクの方の仕掛け

姉母は、とても楽になったと喜んでくれた。

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