ニコニコ介護崩壊す…|姉母の看護日記

すっかり介護に自信を無くした。
早晩こうなるだろうと想像していたけれど、今日はどうしてもだめだった。

姉母は、お洒落な人で着るものにとてもこだわる。入院中に買ったパジャマは3ヵ月で4枚になる。
薄手のパジャマも七分袖から長袖、真夏用のクレープ生地のもの。
行くたびに違うものをリクエストする。
昨日はクレープ生地を着ていたのに、翌日は「薄手の長袖でなければ」と言う。
「七分袖は寒い」と言うのだ。
だったら、昨日のクレープ生地の時は寒くなかったの?

パジャマのリクエストで振り回された私は今週から、昼間は洋服に着替えるとなったことで『これから大変なことになる』と予測していた。
けれど、覚悟までは出来てなかった。

今日、病室に入ると、七分袖のTシャツを着ていた姉母は、目が合った瞬間から洋服にクレームをつけ始めた。
沢山持ち込めるわけではないから、半そでブラウス、長袖ブラウス、Tシャツ、パンツ、スカートをロッカーに入れている。その他、パジャマは冬物を除いて7枚。
これ以上は入らない。

洋服に着替えるというものの、ほとんどはベットの中なのでTシャツが一番いいのではないかと私は判断していた。
ところが、袖丈が7分なので「寒い」と言う。
「あの箪笥のあそこにある服を持ってきて頂戴。」
あの箪笥はあるけれど「あそこ」に希望する服があった試しはない。
そもそも、私には「あの服」が全く分からない。
パジャマなら、そこにあるものの中から着替えさせればいいから、まだ分かる。
けれど洋服はどれのことを言っているのか、他人のロッカーに等しい箪笥から好みのものを持ち出すなんてとても無理。
多分これだろうかと持って行っても「違うでしょ、あれって言ったじゃない」と言われるに決まっている。分からないと言うと「帰って自分で持って来る」と言うので「ぜひそうして頂戴」と言い返してしまった。

その瞬間から、い~やな自分を見ている良い子の自分が『やっちゃった』という感じで見ている。
自己嫌悪で居たたまれない。
けれど、さらなる追い打ちが来た。

看護師さんに呼ばれて「美容院に行きたいそうです」と相談を受けた。
病院内にも美容室はあるので、病室まで出張して下さる。先月はそうして頂いた。
先日マンションまで帰れたのが自信になっているのだろう。

今日は「行きつけの美容院へ行く」と言って聞かない。
家族総出のサポートで帰れたことなど、どこ吹く風。

週に一度、美容院に通う人だった。けれど、もうそれは出来ないと現実に向き合って欲しい。
「病院内の美容院を使って」と言うと「絶対いや」とそっぽを向く。
引出しに10,000円を入れて「タクシー代も入れといたから、好きにお出かけ下さい」と言って帰って来た。看護師さんには「病院の美容師さんを予約してください」と伝えたけれど、後味の悪さに胃が痛くなる。
退院したら「もっとすごいぞ」と家族は戦々恐々。

これからどうしよう。。。
以前は行くたびに快方に向かっているようで、楽しみだったけれど、元気になるにつれて私の気は重くなる。
元気になるなら、元の所まで戻って欲しい。

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